♪ふっしぎなふっしぎないっけぶっくろー


「……」

「♪ひがしがせいぶで、にしとうぶー」


(はじまるなり、先輩が関東人(の一部)しか知らない歌を歌っているんです……。いきなりなんなんでしょうか……)


「♪ふーん、ふふん、ふふんふ、ふんふふふー……」


(歌詞覚えてないなら歌わなきゃいいと思うんです……)


「♪びーっくびっくびっく、ビッグサイト


!?






コミックマーケット2010、(戯画ブースに寄生していた)Fizzブースにご来場下さった皆様、ありがとうございますっ!


「Fizzマテリアルコレクション2010、めでたく完売しましたっ!」


「ほ、本当ですかっ!」 


「ごめん、嘘ついた。10個弱売れ残りました……」


「ずいぶんちっちゃい嘘ついたものなんです……」


「でも、残ったのがたったそれだけってことは、“ほぼ”完売とは言ってもいいかもしれないんです!」


「うんっ! 正直、Fizzスタッフ的には在庫の山も覚悟してたんだけど、優しいユーザーさん達のおかげで、どうにかこうにかそこまで漕ぎ着けることができたよっ!」


(まあ、ゆずはテレカに使われたお嬢様のイラストを見た段階で大丈夫だと思っていましたけど……)


「それもこれも、あの異常な暑さに負けず、はるばる足を運んで下さった方々のおかげですっ。本当にありがとうございます!」


「確かに今年のコミケはとっても暑かったんです……。初日と二日目ですら曇りだったにもかかわらず、湿度が高くて大変でした」


「ここだけの話、わたしも熱中症になりかけたよ……。西館から東館への移動通路なんて蒸し暑い上に息苦しくってあぶなかったぁ……」


「ゆずも、合同無料配布会の頃には魂が少々抜けかけていたんです」

「そんな灼熱のコミケイベントレポートについては、後日専用ページからお送りする予定です。多分。そちらもお楽しみに~。多分」


「皆さんこんにちは! 『SBS WEB放送局』、第九回目の放送、司会の東雲柚子紀です♪」

「しばらくぶりです! あまりの暑さに避暑地へ旅行に行ったら、異常気象でわたしの向かった先の方が家より気温が上でした、アシスタントの金宮なつみですっ!」


「それは切ないですね……」 


「旅行の思い出は、避暑地の駅前にあった銀行の待合室で文庫本二冊読破したこと……」

「確かに銀行ってむやみやたらと冷房が効いてますけど、せっかくの避暑地なんですから、そんなところで涼まないで下さいなんです……」

そ・ん・な・こ・と・よ・りぃ~、『さくらのしっぽ』の公式ホームページを見たかい、東雲っ?」

「……」


「特にキャラクター紹介ページがオススメみたいだよぉっ!」




(画像クリックでファンディスクのサイトに飛びます)


「注目ポイントは、何と言ってもここに書かれている文章だよねっ!」





「……」(にこっ)

「……」





「……」

「……」





「……」





んもうっ! そんなに強調しなくてもよく分かったんです!」

「というわけで! なんと、金宮なつみ、ヒロインデビューしちゃいますっ!」






「それもこれも、攻略ヒロイン化を希望してくださった皆様のお陰です! 本当にありがとうございましたっ!」


「一方の私は、残念ながら今回ヒロイン昇格はなりませんでした……」

「せっかくたくさんの方が応援メールを下さったのに、私の力不足でこんな結果になってしまったんです……」





「んー。今回は無理だったけど、またいつかチャンスがあるかもしれないじゃない。落ち込まない落ち込まない」


「ファンディスクでヒロイン昇格が無いとなると、この先、何かある可能性は限りなくゼロに近いと思いますが……」

「……でも、確かにいつまでも落胆していても仕方ないんです!」

「こうなったら先輩には私の分までがんばってきてもらいたいんです!」

「おおっ。立ち直ったね、東雲!」

「正直えらいと思うよ。自分が落選してるのに、そんな風に言えるんだもん」


「わたしも、しっかりユーザーさんに楽しんでもらえるよう精一杯がんばってくるよ!」


「では先輩、今の意気込みを一言で語って下さいなんです!」

時は来た! ……それだけだ」


「……」

「あ、あらっ……!?」(反応が冷たいよ……?)


さぁてっ! 今週もまずはこちらのコーナーから行ってみたいと思うんです!」

『ふつおた』!」





『ふつおた』のコーナーではユーザーさんから送られてきた『普通のお便り』を紹介させていただいています!」


「前回の放送では、『さくらのしっぽ』に絡んでSBSからも色々と発表をしましたよね。やはり今回はそれに対する反応が何通か送られてきていますよ」

「ほほう……」


「まずは、ふつおたコーナーといえばこの方、という印象もある常連さんの『67』さんからのメールなんです」

『なつみ様、柚子紀さーん、こんちわっす。この放送がもう最終回を迎えるという情報を聞いて、いても立ってもいられずメールを書いています。』

『今まで本当に楽しい時間をありがとうございます。! 1ファンとしてFizz様ならならびにパーソナリティのお二人には本当に感謝しています。』

『今後も私はFizzを応援していこうと思っているので、今後もがんばってください!!!』

『67』さん、ありがとうございます! 嬉し泣きしちゃいそう!」


「こんな風に言って頂けるとDJ冥利に尽きるというか、幸せですね~」

「うんっ。短い間とはいえ、応援してくれる人がいたからこそ続けてこられたんだと思うよ」


「やっぱりそうですよね」

「何しろこのコーナー開始後のホームーページアクセス数を調べてみたら特に増えてないという恐ろしい事実もあったしね」


「コーナー終了は、不人気による打ち切りだったんですか!?」

「いやまあ、さすがにそんなことはないけど……でも皆の温かいお便りがなかったらもっと早い段階で色々くじけてたかもしれないよね」


「さすが『エロゲー業界のシャッター街』、Fizzなんです。本当にホームページアクセスが無いんですね……」

「あと『閑古鳥すら絶滅』『僻地オブザイヤー受賞。一生』ね」


「……一生……」

「Fizzみたいなマイナーメーカーを応援して下さっている方々のためにも、なんとか今生のうちに一花咲かせたいものなんです」

「うん! がんばろ!」


「続いては、“メガネふき”『うどんっち』さんからのメールなんです!」

『もともとあまりネットを使う方ではないのですが、これはあまりにも唐突すぎますよw 結構楽しみしてましたので・・・』

『なんというかゲームをやるだけではなく作成者の側の余談等も聞けていいコーナーだと思っていますw』

『個人的に全然お手伝いはできませんが非常に楽しく拝見せていただいております! これからも機会があればメールを送らせていただきます^^』

「と、こちらも温かいお言葉を頂きましたよ~」

『うどんっち』さんも、ありがとうございます! そう言って頂けるのが一番励みになります」


「コーナーの定期更新自体は終わってしまいますが、Fizzが無くなるわけじゃないんです」

「Fizzへの意見がありましたら、掲示板やツイッターからでも構いませんので、引き続き宜しくお願いします」





(余談ですが、ツイッターとの連動企画がまるで思いつかないFizzなので、
もしこういうことをして欲しい!という要望がありましたらお寄せ下さい)



「さて、続いては“おとんとわがままジュリエッとトトロと休日”『成瀬葉』さんからのメールなんです」

『あと2回ですか!急ですね!』

『うーん、スタッフの方の負担を考えて7,8通に抑えてましたけど少し多めにしました。 大目に見てください。とか、かけてみるw』

『ゲーム開発のことはわかりませんが、楽しみにしとります。』

「多めのおたよりありがとうございます!」


「というか『成瀬葉』さんはじめ、大喜利コーナーを盛り上げて下さった投稿者の皆様には本当に感謝してます!」


「そうですね~。大喜利投稿がなければSBSの『さくらのしっぽ』収録はもちろん、下手をすると金宮先輩のヒロイン昇格だって無かったかもしれないんです」

「そ、そうなの? このコーナーそんなに効果あったんだ?」


「あれ? でもさっきサイトのアクセス数が死んでるって……」


「……」

「続いては“死兆星を見る人”『ところてん』さんからのメールなんです」

「流された……」


『死兆星をみるひとのところてんです。血圧上げるにはどうしたらいいかなーを考えてます(肉はあまり好きではないですが食べてます)』

『が、さておき、さくらのしっぽにSBSが出張おめでとうございます。てっきりWEBサイトで拡張してやるのだと思ってましたがそのはるか上ですね』

『いろいろ手配などが大変かと思いますが、無理だけはなさらぬように』

『8月上旬はまた暑くなると聞きます。熱中症にはくれぐれも注意をしてください』

「ありがとうございます。『ところてん』さんも、ご紹介できなかったメールの方で低血圧で大変というようなことを書かれてましたけど、体調には気をつけて下さいね」


「今年の夏は本当に暑いんです。TUBEとサザンとJ-WALKが一緒に来たような状態なんです」

「意味わかんないよ。あとそのチョイス気になるからね」


「気にしないで下さいなんです。それでは続いては、『匿名希望』さんからのおたよりなんです」


「匿名……??」


『居残り部屋に自分の投稿3つも紹介されててビビりました。ええビビりました。 ガッテム!』


「というわけで、先週の居残り部屋で三通も採用(?)されてしまった方がいたようなんです」


「それは……なかなかの暴れん坊将軍さんだね」


「SBSが開始した直後は様子見してた(?)投稿者さん達も、回を重ねるごとに徐々にフリーダムなノリになって来たんです……」


「まあ、そのおかげでコーナーが盛り上がった感もあるし、わたしはいいと思うけどね」


「そうですね! やっぱりSBSのモットーは、面白ければOK! だと思うんです」


「面白さ絶対主義!」


「……ってどこかの編集長さんみたいになっちゃった」


「さてさて、続いては“大天使”『K』さんからのおたよりなんです」


『SBSの全放送フルボイス収録が難しいという話だったので、なんとなく今回分のテキストをコピペして文字数を計測すると、』

『約26000字→原稿用紙65枚分』

『これは確かに経済的にきついと思いました。全部入れると普通に1ルート以上の音声量になりそうな感じですね・・・』

「こ、細かく計算してきたねぇ……どーしてこんな計算をしようと思ったのやら」


「信用されてないんじゃないですか? 『経済的にきつい』だなんて、また適当に口からでまかせ言ってるんじゃないかって……」

「そんなひどい……。お正月の書き初めで思わず『誠実』とか『真実一路』なんて単語を自然に選んで書いちゃうのがなつみちゃんなのに……」


(……先輩が書き初めで書いてたのは『誠実』ではなく『休日』、『真実一路』ではなく『一攫千金』であることは知っていますが、話がややこしくなるので今は伏せておきましょう……)

「ところでこれは前回分一回の容量だよね?」


「そうですよ。今までの分を全部合わせたら原稿用紙300枚分も越えるんじゃないかって思うんです」

「ちなみにゲームのシナリオのボリュームってどれくらいあるものなの?」


「ごく一般的な構成の萌え系ゲームの場合、共通パートが原稿用紙換算で800~1500枚くらい、各ヒロインの個別シナリオについてがそれぞれ300~600枚ずつくらい、というゲームが多いみたいですよ」

「なるほどー……。じゃあゲーム全部だと2000~4000枚くらい? って感じになるのかな」


「まあ、最近はシナリオボリュームは、あるゲームとないゲームで全然違うので、目安にしかならないんです」

「ってところで、またまた『67』さんからのメールですよ。少し関連した話題(?)なので、続けて紹介しますね」

「ほほう……」


『なつみ様、柚子紀さん、こんちわっす。』

『突然ですが、私は同人ゲームのシナリオを書いているのですが、最近うまく行きません。』

『Fizzのスタップの皆様は、ゲームを作る時、こんなことを心がけているってことありますか? 良かったら教えてください』

「おー、すごい。同人ゲームの制作者さんなんだね」


「この質問についてはわたし達より、Fizzの人に聞いてみた方が良さそうだね」




「はい。Fizzの人です」

「心がけているというほどのことではないですが、健康には気をつかっていますよ」

「ゲーム制作は長丁場なので、疲労を蓄積すると、結局どこかでその皺寄せを受けることになったりするんです」

「それに、体の調子が悪い日より、いい日の方が仕事がはかどるのは当然のことですよね?」

「絵や文章の技量といった直接的な技術ももちろん大切なのですが、時間的余裕が成果物のクオリティに直結するものであるとするならば、上手な健康管理も仕事上のテクニックの一つではないかなと思っています」

「……なんて言いつつも、つい先日風邪を引いて、一週間ほど作業能率がめっきり下がってしまったところなんですけどね……」



「こんな返答をもらったんです」

「なるほど……体調管理かぁ」


「もう若くないFizzの人達にとっては重要なことなんだろうね」


「な……なんてことを言うんです!」

「そろそろ社員の平均年齢が30代に突入って聞きましたのよ」


「それトップシークレットなんです、先輩! 大変なことになりますよ!」

「えー、何が大変――……」






「せ、先輩!? 先輩!?」

「キュッ?」


「……」

「キュー?」


「あー……先輩の座っていた席にクマのヌイグルミセリジェさんが……」





「さようなら、先輩……。先輩のいなくなったSBSは私が命にかえても……」

「はっ!? 待って下さい」

「ま……まさかとは思うのですが……先輩が帰らぬ人となってしまったということは、『さくらのしっぽ』のヒロインが一人足りなくなってしまったのではないでしょうか……!」

「ということは……」





「ゆずのヒロイン昇格決――……」

「こらぁーーーーッ!! 生きてるよっ!!」 

「あ、あら……金宮先輩……ご無事だったんですか」

「そ、そこっ! 本気で残念そうな顔しないようにっ!」

「……」

「キュ~~~~……」(肩をすくめる)

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